Androidスマホが充電できない理由は、バッテリー劣化・差し込み口の不具合・ケーブル断線など、多岐にわたります。
まずは自身で原因を切り分け、適切な対処をすることが大切です。充電できない状態が長引くと、仕事やプライベートに大きな支障をきたしてしまうでしょう。
万が一スマホが壊れてしまった際に電源がつかないと、データの復旧が難しくなります。
また、ケーブル・アダプターの問題で進行が止まるケースもあるため、物理トラブルやソフト不具合を含めて点検することが大切です。
本記事では、Androidスマホが充電できない具体的な原因や、解決方法を紹介します。
原因を早く見つけることで、修理が必要になっても費用を抑えられる可能性が高いため、ぜひ参考にしてください。
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Androidスマホが充電できない6つの原因
Androidスマホが充電できなくなってしまう原因は、主に以下の6つです。
- バッテリーの劣化
- バッテリーの設定
- 差し込み口の不具合
- 充電器・ケーブルの問題
- アダプターと本体の接触不良
- OSやアプリの不具合
まずは原因を特定し、そのうえで適切な対処法をみつけましょう。
バッテリーの劣化
リチウムイオンバッテリーは、寿命(サイクル数)を超えると急速に性能が落ちます。フル充電とフル放電を頻繁に繰り返すと、容量が大きく減少して充電できない状態になりがちです。
真夏の車内放置や寒い場所での使用は、電池内部の化学反応を加速し、劣化を早めます。スマホが熱い状態での充電や、極寒環境での使用もバッテリーにとって負担が大きいため、注意が必要です。
真冬の屋外や猛暑の車内は特にスマホが不具合を起こしやすく、温度管理は非常に重要だといえるでしょう。
また、2年以上使っている端末はバッテリーの劣化により充電完了表示がされていても、実際は充電が完了していないケースもあります。
バッテリーの劣化を感じたら、交換や修理などを検討しましょう。
バッテリーの設定
正しく充電が行われていても、OSのバグにより充電表示が満タンにならないケースもあります。システムキャッシュ破損などが起こると、正しく電池容量を認識できないのです。
充電の%に違和感を感じた場合は、一度フル放電後にフル充電する再調整を行えば、誤った表示が解消する場合があります。
また、キャッシュクリア・再起動も効果的です。設定アプリからバッテリー使用状況をチェックし、不審なアプリが存在していないか確認すると迅速に解決できるでしょう。
差し込み口の不具合
差し込み口にホコリが詰まったり、端子が曲がったりしていると充電できない症状が起こります。
また、水濡れセンサーが反応していると安全機能が働き、充電自体をブロックする場合があります。水濡れセンサーが赤くなっている場合、メーカー保証の対象外になってしまうため、必ず確認してください。
曲がっている端子を戻したり、掃除で改善できたりするケースもありますが、内部腐食が起きていれば修理店での対応が必要です。目視や軽掃除で改善がないなら、自己修理を試す前に専門家へ相談しましょう。
充電器・ケーブルの問題
断線やプラグのぐらつきなど、ケーブルやアダプター自体が壊れているのも原因の一つです。長期間使ったケーブルは内部配線が劣化しやすく、見た目ではわかりにくい損傷が起きています。
損傷が起きているケーブルを使い続けることでAndroidスマホ自体にも影響が及び充電ができない原因になるのです。
また、急速充電非対応の端末で高出力のアダプターを使うと、実質的に充電が間に合わずケーブルにもアダプターにも負荷がかかってしまいます。
基本的には純正品の使用をおすすめしますが、サードパーティ製品を使う場合、MFi認定や各社公式ライセンスを取得しているかなどをチェックすると安全度は高まるでしょう。
安全で高品質なケーブル・アダプターを使い、ケーブル被覆やプラグ状態も定期的に確認することが大切です。
アダプターと本体の接触不良
コンセントやUSBポートが緩んでいると充電できない問題が発生します。とくに、延長コードやタップ経由して充電すると接続不良が起きやすくなります。
アダプターと本体の接触は問題なくても、アダプターが故障している可能性もあるため、両方確認しておきましょう。
また、アダプターの定格アンペアを上回る負荷で使うと、充電速度が極端に遅くなるので自宅や職場で複数のポートを試し、アダプターの性能を端末仕様に合わせて使用してください。
OSやアプリの不具合
OSアップデート直後のバグやアプリの不具合により、Androidスマホの充電が上手く進まない場合があります。
充電中も高負荷のゲームや配信アプリを動かし続けると消費が充電を上回ってしまい、徐々に充電が少なくなった結果、充電が切れてしまいます。
そのような状態を繰り返していると、次第にバッテリーが消耗し充電ができなくなってしまうでしょう。
「OS・アプリの定期的なアップデート」「ウィルスが侵入しないようにセキュリティアプリを入れる」といった対策を行うことで、安定した充電が可能です。
Androidスマホが充電できない場合の対処法
Androidスマホが充電できなくなった場合は、焦らず下記の対処法を試してみてください。
- ケーブル、アダプタ、コンセントの差し替え・交換
- 再起動やセーフモード起動によるソフトウェアチェック
- 差し込み口の掃除や水分除去を行ってから修理店に持ち込む
- バックアップを最優先してデータを保護する
- スマホの温度を室温まで戻す
自身で簡単にできる対処法もあるため、症状が悪化する前に応急処置を行うことも大切です。
ケーブル、アダプタ、コンセントの差し替え・交換
Androidスマホが充電できない場合の一番簡単な対策は、ケーブルやアダプター、コンセント周りの交換です。
充電できない多くの原因が、ケーブルやアダプターの断線や緩み、コンセントの接触不良になります。
正規品や高品質アダプターに替えるだけでも充電が再開するケースは多く、パソコンのUSBポートや車載充電器など、色々な端末で充電を試すことで、交換するべき部品がわかります。
再起動やセーフモード起動によるソフトウェアチェック
OSやアプリの不具合が原因の場合は、再起動やセーフモードが効果的です。動作不良を起こしているアプリを一時停止し、充電に必要なリソースを確保できます。
Androidスマホの電源ボタンを長押しで電源をオフ、再起動し、セーフモードで原因アプリを無効化することで、正常に充電できるようになったケースもあります。
キャッシュ削除やOSのアップデートも同時に試し、複数の要因をまとめて解消してください。
差し込み口の掃除や水分除去を行ってから修理店に持ち込む
差し込み口のホコリを掃除しきれなかったり、水が侵入したりした場合は無理せず修理店へ修理を依頼しましょう。
水気やホコリがある状態で無理に充電すると、ショートや腐食が進む恐れがあります。また、金属器具で端子をいじるのも非常に危険です。
Androidスマホに限らず精密機器の端子は非常に繊細であり、一度傷つくと修理費が大幅に上がってしまいます。
完全に乾いていない状態で差し込んだら部品がショートし、基板交換が必要になった結果、修理費用が高くなってしまった事例もあります。
応急処置として乾燥やホコリの除去を試して改善しない場合は、早めに修理店へ持ち込みリスクを減らしましょう。
バックアップを最優先してデータを保護する
充電不良が続くと、起動不能になりデータを取り出せなくなる恐れがあります。だからこそ、データのバックアップは非常に重要です。
正規店や修理店に依頼すると、初期化対応されることも少なくありません。そうなった場合、大切な思い出やデータを取り出すことはできなくなってしまうのです。
Androidスマホの充電ができなくなり、電源がつかなくなってしまってからでは遅いため、普段から定期的なデータのバックアップを意識しましょう。
データのバックアップは、クラウド上に保存したり、PCに保存したりするのがおすすめです。
スマホの温度を室温まで戻す
Androidスマホ自体が急速に高温になったり、冷たくなった場合は、まず室温まで戻すことを意識しましょう。
端末が一定温度を超えると、「保護機能」が作動し充電が停止され、低温下でも電圧が不安定になり充電に影響を及ぼします。
たとえば、スマホゲームをやっている最中に端末が熱くなる状況や、寒冷地でモバイルバッテリーが使えなくなった経験がある方も多いのではないでしょうか。
とくに温度が高くなった状態で充電できなくなるケースが多いため、アプリ強制終了やキャッシュ削除で負荷を下げ、冷却グッズを使い温度を下げることで、再度充電できるようになります。
Androidが充電できないときの修理費用・時間比較表
Androidスマホが充電できず対処法を試しても改善しない場合は、修理が必要です。しかし、具体的な修理費用や修理時間はリサーチしてもなかなかでてきません。
そこで今回は、充電ができない修理で最も多い「バッテリー交換費用」を弊社スマホソニックの料金表をもとに紹介します!
機種 | 修理費用 | 修理時間(概算) |
Google「Pixel 7 Pro」 ピクセル | 12,800円 | 約180分 |
Galaxy S23 Ultra(SC-52D/SCG20)ギャラクシー | 10,800円 | 約180分 |
Xperia Z5 Compact (SO-02H) | 9,800円 | 約120分 |
Redmi Note 9T | 10,800円 | 約180分 |
Xiaomi 12T Pro | 15,800円 | 約180分 |
AQUOS R6(SH-51B)アクオス | 12,800円 | 約180分 |
Zenfone 8(ZS590KS) ゼンフォン | 14,800円 | 約180分 |
OPPO A77 | 13,800円 | 約180分 |
スマホソニックでは、修理をする際のデータ初期化・消去はしないため、安心してお預けください。
また、修理費用も業界最安値を目指しており、他社と比較して1円でも高い場合は遠慮なくお申し付けください!
Androidスマホが充電できないときは原因を見つけて応急処置をすることが大切!
Androidスマホが充電できない原因は、多岐にわたります。間違った知識で修理をしてしまうとさらに状況を悪化させてしまうかもしれません。
ホコリが溜まっていたり、ケーブルの接触が悪かったりといった簡単な原因であれば自身でも対処できる可能性はあります。
しかし、水濡れや基盤損傷は専門店での修理が必要です。まずは、充電ができなくなってしまった根本的な原因を把握し、そのうえで適切な処理方法を実践することが大切です。