iphone11はバッテリー交換と買い替えどちらがお得?修理値段の相場や自分で交換する方法も解説

iPhone11充電できない

iPhone11を使用している方のなかには「充電がすぐになくなってしまう」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

充電回数の増加など、バッテリーの不調を感じる場合は交換修理が必要です。

しかし、iPhone11は発売から5〜6年の年月が経過している機種であるため、バッテリーを交換するべきか、それともデバイスを買い替えるか迷っている方もいるでしょう。

本記事では、iPhone11のバッテリー交換方法や修理費用の相場について詳しく解説します。また、自分でバッテリー交換をする方法や交換後の劣化予防対策なども紹介します。

バッテリー交換修理と買い替えのどちらがお得か判断するための参考として、ぜひご確認ください。

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iPhone11はバッテリー交換と買い替えどちらがお得?

ここでは、iPhone11が不調な場合の適切な対処法を解説します。

長期的に考えてバッテリー交換修理と買い替えのどちらがお得かという観点から、おすすめの選択肢を紹介するのでぜひ参考にしてください。

買い替えを視野に入れて検討する

iPhone11に不調を感じる際は、買い替えを視野に入れて検討するのがおすすめです。

iPhone11は2019年9月20日に発売されており、販売開始から5〜6年の年月が経過しています。

iPhone本体の寿命は平均4〜5年程度なので、発売当初に購入した場合、バッテリーだけでなくデバイス本体にも不調が発生しやすい時期です。

場合によってはバッテリーを交換しても改善が見込めない可能性があるため、買い替えも視野に入れながら慎重に検討するとよいでしょう。

iPhone11はいつまで使える?

iPhone11のサポート終了時期は、2027年9月頃と言われています。

Appleは製品の販売終了から約5年でサポートを終了する傾向があります。iPhone11が販売終了したのは、2022年9月20日であるため、2027年9月がサポート終了時期と考えられるでしょう。

iPhoneのサポートが終了すると、iOSがアップデートされなくなり、最新のソフトウェアに更新できなくなるため、新しいアプリや機能を使えなくなります。また、セキュリティも脆弱になるため、情報漏洩リスクも高まります。

サポート期間が終了してもiPhone11を使用できなくなるわけではありませんが、使用感の低下は避けられないでしょう。

買い替えを行う際は買取サービスを活用しよう

iPhone11の買い替えを行う際は、iPhone買取サービスを活用するのがおすすめです。

iPhone買取サービスとは、不要になったデバイスを売却できるサービスを意味します。できるだけ高額買取をしてくれる業者を活用することで、新しい機種を購入する際に支払う実質負担金を軽減できるでしょう。

なお、使用しているiPhone11をできるだけ高く買い取ってくれる業者をお探しなら、iPhone高価買取の「クイック」にご相談ください。

クイックではiPhoneだけでなくiPadやMac、その他Androidまで幅広いデバイスの買取を行っています。査定からその場で現金お渡しまで最短10分で完結する「店舗買取」と、お客様負担0円で利用できる「宅配買取」の2つの方法で、全国各地のiPhoneを高価買取可能です。

もちろん、iPhone11の買取にも対応可能ですので、デバイスの買い替えを検討している方はお気軽にご相談ください。

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バッテリー以外に異変がない場合は交換修理もおすすめ

バッテリー以外に異変がない場合は、交換修理に出してもよいでしょう。

バッテリー交換は修理メニューのなかでも比較的安価な傾向があります。そのため、使用年数が長くてもデバイス本体に異変や不調を確認できない場合は、バッテリー交換修理がコスパの高い選択肢といえるでしょう。

特に、最新の機能やデザインなどにこだわりがない場合は、しばらくバッテリー交換修理で様子をみるのもおすすめです。

iPhone11のバッテリー寿命の目安

使用方法にもよりますが、iPhoneのバッテリー寿命は約2〜3年が目安です。

充電回数に換算すると、500回程度が寿命の目安となります。

そのため、毎日iPhone11をフル充電すると、理論上は1年4ヶ月程度でバッテリーが寿命を迎える計算になります。

もちろん、同じバッテリーを3年以上問題なく使用できるケースもあるため、あくまでも交換時期の目安として考えるとよいでしょう。

iPhone11のバッテリー交換が必要な5つの症状

iPhone11のバッテリー交換が必要な症状は、以下の通りです。

  • バッテリーの最大容量が80%未満になった
  • フル充電から電源が切れるまでの時間が短い
  • 突然電源が落ちる
  • iPhoneが分厚くなる
  • iPhoneやアプリの動作が異常に重い

ここからは、各症状について詳しく解説します。

1.バッテリーの最大容量が80%未満になった

iPhone11のバッテリー最大容量が80%を下回っている場合は、交換修理が必要です。

バッテリー最大容量とは、新品・フル充電の状態を100%とした場合、現在のバッテリーが何%まで充電可能か表した数値です。使用しているデバイスのバッテリー最大容量は、以下の手順で調べられます。

  1. iPhoneの「設定」を開く
  2. 「バッテリー」を選択する
  3. 「バッテリーの状態と充電」を選択する
  4. 「最大容量」を確認する

バッテリー最大容量が80%未満になると、充電の減りが早く感じる傾向にあります。最大容量はバッテリー交換時期のわかりやすい目安になるため、こまめに確認しておくとよいでしょう。

2.フル充電から電源が切れるまでの時間が短い

フル充電から電源が切れるまでの時間が短くなったと感じる場合は、バッテリー交換が必要です。

特に、フル充電してもバッテリーが1日持たない場合は、交換修理を検討するとよいでしょう。

また、長期間充電しているのに、残量が100%になっていない場合もバッテリーが劣化している可能性があります。

ただし、充電スピードが遅い場合はLightningケーブルの接触不良や充電機器の故障など、その他の原因も考えられます。

3.突然電源が落ちる

iPhone11を使用中に突然、電源が落ちる場合は、早めのバッテリー交換をおすすめします。

充電が残っているのに突然電源が落ちたり、再起動したりなど、本格的にデバイスの利用に問題が生じる場合は深刻な状態です。

このままバッテリーの劣化が進行すると、最終的に充電しても電源が入らなくなり、新しいバッテリーに変えても内部のデータを取り出せなくなる可能性があります。

被害を最小限に抑えるためにも、バッテリーの寿命が完全に尽きる前に交換修理を依頼しましょう。

4.iPhoneが分厚くなる

iPhone11のバッテリー交換が必要な症状として、本体が分厚くなるケースもあります。

バッテリーに使用されるリチウムイオン電池は、劣化によってガスが発生し、膨張します。

そのため、iPhone本体に厚みが出たり、ディスプレイが浮き上がったりしている場合、バッテリーの膨張が進行している可能性もあるでしょう。

この状態でデバイスを使い続けると隙間からゴミや水分が入り、iPhoneが発火する可能性もあるため、早めのバッテリー交換が必要です。

5.iPhoneやアプリの動作が異常に重い

iPhoneやアプリの動作が重い場合も、バッテリー交換を検討するべき症状の一つです。

バッテリーが劣化すると、iPhoneに搭載されているCPUやメモリが正常に作動しなくなる可能性があります。その結果、動作不良やアプリの強制終了などの症状が発生します。

特に、本体の再起動やiOSのアップデートなどをしても不調が続く場合は、バッテリー交換によって症状が改善する可能性があるでしょう。

iPhone11のバッテリーを交換する方法

iPhone11のバッテリーを交換する方法は、大きく以下の2パターンに分かれます。

  • 正規修理店を利用する
  • iPhone修理業者を利用する

ここからは、正規修理店とiPhone修理業者の違いやそれぞれの特徴を解説します。

正規修理店を利用する

正規修理店とは、Appleが認可している修理業者の総称です。iPhone11のバッテリー交換を正規修理店に依頼する場合、以下の3つの方法があります。

  • Apple Storeに依頼する
  • Apple正規サービスプロバイダを利用する
  • キャリアショップに相談する

ここからは、各方法の詳細と修理依頼の手順、バッテリー交換にかかる所要時間などを詳しく解説します。

Apple Storeに依頼する

iPhone11のバッテリー交換をしたい場合は、Appleが運営する直営販売店「Apple Store」に依頼するのもおすすめです。日本国内では、合計10店舗のAppleStoreが営業しています。

AppleStoreがある都道府県 店舗名
京都府 京都店
大阪府 心斎橋店
愛知県 名古屋栄店
東京都 銀座店、丸の内店、新宿店、渋谷店、表参道店
神奈川県 川崎店
福岡県 福岡店

なお、Apple Storeでは持ち込みと配送の2つの方法でiPhone11のバッテリー交換修理を依頼できます。各方法における依頼の手順と、バッテリー交換修理にかかる時間の目安は以下の通りです。

修理を依頼する際の手順 修理にかかる時間の目安
持ち込み修理 1.データのバックアップを取る

2.「iPhoneを探す」をオフにする

3.来店予約を取る

4.予約した日時に店舗へ向かう

5.症状を伝えて診断を受ける

6.見積もりを確認して修理を依頼する

1時間半~2時間程度
配送修理 1.専用フォームから修理に出す端末を選択する

2.配送先を指定する

3.集荷希望日時を選択する

4.修理希望のiPhoneを配達員に渡す

7〜10日程度

Appleの直営店に修理してもらえるため、安心感の強いサービスといえるでしょう。

ただし、店舗数が少ないため地域によっては利用しづらく、デバイスが手元に届くまでに時間がかかりやすい配送修理のみの対応になります。

Apple正規サービスプロバイダを利用する

Apple正規サービスプロバイダでも、iPhone11のバッテリー交換修理を依頼できます。

Apple正規サービスプロバイダとは、Apple以外の企業が公式に認可を受けて修理サービスを提供している拠点のことです。具体的には、日本全国で営業している以下の店舗にiPhoneを持ち込むことで、各種修理対応を受けられます。

  • カメラのキタムラ
  • ビックカメラ
  • クイックガレージ

カメラのキタムラにiPhone11のバッテリー交換を依頼する際の流れ・手順は以下の通りです。

  1. データのバックアップを行う
  2. 「iPhoneを探す」をオフにする
  3. 来店予約を取る
  4. 予約した日時に店舗へ向かう
  5. 担当者に症状を伝え、診断を受ける
  6. 見積もりを確認し、修理を依頼する

なお、バッテリー交換修理の場合は、最短1時間程度で作業が完了します。バッテリーの在庫が店舗にない場合は、完了までに時間がかかりやすいため、事前に確認したうえで依頼するのがおすすめです。

キャリアショップに相談する

iPhone11のバッテリー交換をしたいなら、キャリアショップに相談するのも一つの手段です。

キャリアショップとは「docomo」「Softbank」「au」など大手通信キャリアの販売店を意味します。以下のようなiPhoneの店頭修理に対応しているキャリアショップであれば、バッテリー交換修理も依頼可能です。

通信キャリアの種類 iPhoneの店頭修理に対応可能な店舗
docomo ・iPhone/iPadリペアコーナー東京丸の内

・iPhone/iPadリペアコーナー名古屋栄

Softbank ・ソフトバンク仙台クリスロード

・ソフトバンク銀座

・ソフトバンク表参道

・ソフトバンク名古屋

・ソフトバンクグランフロント大阪

au ・au Style SHINJUKU

・au Style SENDAI

・au Style みなとみらい

・au Style NAGOYA

・au Style OSAKA

・au Style FUKUOKA

・au Style 渋谷スクランブルスクエア

また、上記以外にも、預かり修理やAppleリペアセンターへの取次対応が可能な店舗はあります。どうしても即日対応が必要な場合でなければ、お近くのキャリアショップに依頼するのもよいでしょう。

iPhone修理業者を利用する

iPhone11のバッテリー交換方法の一つが、iPhone修理業者に依頼するパターンです。

iPhone修理業者とは、民間のiPhone修理店であり、正規修理店に対して非正規修理店と呼ばれます。

Apple Storeと同様に、持ち込み修理と配送修理に対応している業者が多く、正規修理店と比較して迅速かつ安価なサービスが期待できます。

ただし、iPhone修理業者によって対応の質が大きく異なるため、依頼する業者を慎重に選ぶことが重要です。

特に、バッテリー交換を依頼するiPhone修理業者を選ぶ際の要点として、総務省の認可を受けた「登録修理業者」であるか確認しておく必要があります。

トラブルや後悔を避けるためにも、以下のリストに載っている登録修理業者のなかから依頼する業者を選びましょう。

参考:登録修理業者一覧(令和4年3月31日)|総務省

iPhone11のバッテリー交換にかかる値段相場

ここからは、iPhone11のバッテリー交換にかかる修理費用の相場を紹介します。

正規修理店とiPhone修理業者、それぞれの値段相場を紹介するので、バッテリー交換を依頼する業者を決める際の参考にしてください。

正規修理店の料金相場

正規修理店に修理を依頼する場合、iPhone11シリーズ(無印、Pro、Pro Max)のバッテリー交換料金は一律14,500円です。

Apple Storeだけでなく、Apple正規サービスプロバイダやキャリアショップに依頼する際も同額の費用がかかります。

ただし、Apple製品専用の保証サービスである「AppleCare+」に加入しており、以下の条件を満たす場合は無償でバッテリーを交換できます。

  • バッテリー最大容量が80%未満
  • 分解・改造(非正規店修理含む)されていない
  • 本体に外傷がない
  • 水没していない

また、キャリアが提供するデバイス保証サポートなどに加入している場合も、修理料金の負担金を抑えられる可能性があります。

iPhone修理業者の料金相場

iPhone修理業者におけるiPhone11のバッテリー交換料金は、店舗によって大きく異なります。

具体例として総務省登録修理業者「スマホソニック」の場合は、一律8,980円でiPhone11シリーズ(無印、Pro、Pro Max)のバッテリー交換修理を承っております。

なお、iPhone修理業者にバッテリー交換を依頼する際は修理費用だけでなく、対応時間や信頼性なども考慮したうえで店舗を選ぶことが重要です。

スマホソニックでは、最短60分でiPhone11シリーズのバッテリー交換修理に即日対応できます。

加えて、バッテリー交換費用や修理料金が他社より1円でも高い場合はご相談も可能です。24時間365日インターネットから無料相談・見積もり依頼を受付中ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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iPhone11のバッテリー交換は自分でできる?

「iPhone11のバッテリーを交換したいけど、できるだけ費用はかけたくない」という場合は、自分で交換するのも一つの手段です。

なお、iPhone11のバッテリー交換をする際の具体的な手順は、以下の通りです。

  1. iPhone下部のネジ(ペンタローブネジ)を2本外す
  2. デバイスの下部を温め、ディスプレイを固定している接着剤を柔らかくする
  3. 専用器具を使い、ディスプレイを少しだけ持ち上げる
  4. スクリーンの接着剤を切開する
  5. iPhoneのディスプレイを左側から右側に開く
  6. バッテリーコネクタのブラケットを固定している3本のネジを緩め、カバーを外す
  7. バッテリーの接続を外す
  8. ロジックボードのブラケットを固定している5本のネジを緩め、カバーを外す
  9. ディスプレイの接続を外す
  10. フロントセンサーの接続を外す
  11. ディスプレイアセンブリを取り外す
  12. 本体下部にある5本のネジを緩め、下部ブラケットを外す
  13. Taptic Engineコネクタテープを剥がす
  14. 下部スピーカーを固定している5本のネジを外す
  15. スピーカーの上部右端にある接地クリップを外す
  16. Taptic Engineコネクタカバーを外す
  17. デバイス下側右端にあるボードを持ち上げ、スタンドオフネジを外す
  18. 専用器具を使ってスピーカーを取り外す
  19. Taptic Engineの接続を外し、取り出す
  20. バッテリー下部に付いている3本の接着ストリップ用タブをめくり、ゆっくり引き抜く
  21. バッテリー上部に付いている3本の接着ストリップ用タブをめくり、ゆっくり引き抜く
  22. バッテリーを取り出す
  23. 新しいバッテリーを装着する前にTaptic Engineとスピーカを再装着する
  24. バッテリーコネクタをロジックボードのソケットに一時的に再接続する
  25. バッテリーを装着し、接続を外してからデバイスを再組み立てる

なお、トラブルなくバッテリー交換修理を行うためには、専門的な道具と知識が必要です。

正しい手順で進めないと、本体の破損や症状悪化につながる可能性もあります。本体の故障リスクや工具を揃えるコストを考慮すると、専門業者に修理を任せたほうが安全といえるでしょう。

iPhone11のバッテリーを交換する際の注意点

iPhone11のバッテリーを交換する際の注意点は、以下の3つです。

  • 初期化を行うか確認する
  • 「iPhoneを探す」をオフにする
  • データをバックアップしておく

ここからは、各ポイントを深掘りして解説します。

初期化を行うか確認する

バッテリー交換を依頼する際は、修理店に初期化を行うか確認しておくことが大切です。

原則として、iPhoneのバッテリー交換修理を行う際、データの初期化は実行されません。

ただし、正規修理店において、個人情報などの流出を防ぐために初期化が必要なケースもあります。たとえば、以下のようなケースにおいてiPhoneを初期化する可能性があります。

  • Apple リペアセンターで配送修理する場合
  • バッテリーが膨張している場合
  • バッテリー交換以外の修理を同時に行う場合 など

一方、iPhone修理業者でバッテリー交換を行う場合は、初期化しないケースがほとんどです。

店舗や対応の内容によって初期化の必要性は変わるため、事前に確認したうえで修理を依頼しましょう。

「iPhoneを探す」をオフにする

iPhone11のバッテリー交換を依頼する際、データの初期化を行う場合は「iPhoneを探す」をオフにしておく必要があります。「iPhoneを探す」をオフにするための操作方法は、以下の通りです。

  1. iPhoneの「設定」を開く
  2. 自分の名前をタップする
  3. 「探す」を選択する
  4. 「iPhoneを探す」を選択する
  5. Apple IDのパスワードを入力する
  6. 「オフにする」を選択する

「iPhoneを探す」が機能している場合、盗難予防機能によって初期化の際、Apple IDとパスワードの入力が求められます。修理中に初期化が必要になった場合、対応できなくなる可能性があるため、事前に機能をオフにしてからデバイスを預けましょう。

データをバックアップしておく

iPhone11のバッテリーを交換する際は、事前にデータをバックアップしておきましょう。

たとえ、バッテリー交換の際、データを初期化しない業者であっても、イレギュラーが発生する可能性はあります。

正規修理店を利用する場合はもちろん、iPhone修理業者に依頼する場合も一応、バックアップを取っておくと安心です。

ここからは、iPhone11のバックアップ取得方法をパターン別に解説するので、ぜひ参考にしてください。

iCloudに保存する方法

iPhoneのデータをiCloudに保存する場合は、以下の手順で実行できます。

【手動でバックアップする場合】

  1. デバイスをWi-Fiネットワークに接続する
  2. 「設定」>「[ユーザ名]」の順に選択し、「iCloud」をタップする
  3. 「iCloudバックアップ」をタップする
  4. 「今すぐバックアップを作成」をタップする
  5. 「今すぐバックアップを作成」の下に、作成日時が表示されたらバックアップ完了

【自動でバックアップする場合】

  1. 「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」の順に選択する
  2. 「この[デバイス]をバックアップ」がオンになっていることを確認する
  3. デバイスを電源に接続する
  4. デバイスの画面がロックされていることを確認する

参考:iCloudでiPhoneやiPadをバックアップする方法 – Apple サポート (日本)

なお「iCloudストレージの容量が足りない」という警告が表示された場合は、画面の案内に従って iCloudストレージプランをアップグレード(有料)しましょう。

Macを用いる方法

Macを使って、iPhoneのデータをバックアップする手順は以下の通りです。

  1. macOS Catalina以降を搭載したMacでFinderウインドウを開く
  2. USBケーブルでデバイスをコンピュータに接続する
  3. デバイスのパスコードの入力画面や「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、画面上の案内に沿って操作する
  4. デバイスを選択する
  5. デバイスやApple Watch上のヘルスケアとアクティビティのデータを保存する場合は「ローカルのバックアップを暗号化」のチェックボックスを選択し、パスワードを作成する
  6. 「今すぐバックアップを作成」をクリックする

参考:MacでiPhone、iPad、iPod touchをバックアップする方法 – Apple サポート (日本)

なお、上記の手順で作成したパスワードは、データを復元する際に必要なので、安全な場所に保管しておきましょう。

バックアップの処理が完了次第、作成日時を確認して問題がなければ完了です。

iPhone11のバッテリー劣化を抑える5つの方法

ここからは、バッテリーの劣化を抑えるための具体的な方法を解説します。新品のバッテリーを長持ちさせるためにも、紹介する5つの方法を試してみてください。

  • 充電しながら使用しない
  • 100%充電は避ける
  • 適切な温度管理を心がける
  • iOSのアップデートをこまめにする
  • その他の設定を変更する

1.充電しながら使用しない

iPhoneのバッテリー劣化を抑える方法として、充電しながら使用するのは避けましょう。

充電器やポータブルチャージャーで充電しながらiPhoneを使用すると、バッテリーの劣化が進行します。

特に、バッテリーが膨張している場合は、日常的に充電しながらiPhoneを使用しているケースが多い傾向にあります。

バッテリーを長持ちさせるためにも、デバイス使用時は充電コネクタを外し、使わない時にこまめに充電するように意識しましょう。

2.100%充電は避ける

交換後のバッテリーを少しでも長持ちさせるためにも、iPhoneを毎回フル充電するのは避けたほうがよいでしょう。

充電が100%溜まった状態で充電器を外さずに放置する過充電状態は、バッテリーに大きな負荷がかかります。そのため、iPhoneを充電する際は60〜70%程度で留める意識を持つと、バッテリーが長持ちしやすいでしょう。

また、バッテリーの残量を適切に管理するために、パーセンテージ表示を活用するのもおすすめです。

iPhoneの「設定」から、充電残量の表示設定を変えられるので、早めに変更しておきましょう。

3.適切な温度管理を心がける

iPhoneのバッテリー劣化を抑える方法として、適切な温度管理を心がけましょう。

iPhone本体が高温になると、バッテリーの消耗も激しくなる傾向があります。

iPhoneを含むスマートフォン本体の温度は、30〜35℃に抑えるのが理想的です。また、iPhone使用時の適正周囲温度は0〜35℃であり、最適は16〜22℃の範囲と言われています。

バッテリーを長持ちさせるためにも、高温多湿の環境や直射日光が当たる場所では長時間スマホを使わないように注意しましょう。

4.iOSのアップデートをこまめにする

iOSのこまめなアップデートも、iPhoneのバッテリー劣化対策になります。

最新OSにはバッテリー制御関連のアップデートが含まれている場合があり、iOSを最新バージョンに更新することで、バッテリーが長持ちしやすくなる可能性があります。

なお、iPhoneの機種によってiOSの最新バージョンは異なるため、アップデートする際は確認が必要です。2025年2月時点でiPhone11シリーズの最新OSは「iOS18.3」なので、現状きちんとアップデートできているかチェックしましょう。

5.その他の設定を変更する

新しいバッテリーの劣化を抑えるために、iPhoneの設定変更も効果的です。具体的には、以下のような設定を活用すると、バッテリーの消耗を軽減できます。

  • 省電力モードや機内モードを活用する
  • 画面の明るさを調整する
  • 使わない位置情報サービスをオフにする
  • 必要のない通知を切る
  • アプリのバックグラウンド更新をオフにする
  • 「最適化されたバッテリー充電」をオンにする など

考え方としては、無駄なバッテリー消費を抑えることが重要です。設定によって不要な通信や通知、ダウンロードなどを最小限にすることで、普段通り使用しているだけでバッテリーが長持ちしやすくなるでしょう。

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中村 友昭

中村 友昭

株式会社ブループリント
CEO

1989年生まれ36歳。新卒で大手物流会社で4年勤務。その後携帯販売会社へ転職。携帯販売会社のサブ商材でスマホ修理の店舗立ち上げから複数店舗のマネジメント経験。
2014年ブループリント設立。
スマホ修理・アクセサリー販売・スマホ買取で直営8店舗
スマホ買取「クイック」という屋号で全国120店舗展開。

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