ZenFoneは台湾に本部を置くPCやPC部品を販売するメーカー、「ASUS」が2014年より販売しているスマートフォンです。ZenFoneの「Zen」は日本語の「禅」が由来で、「心に平和をもたらす、無駄のない美しさ」を意味しているそうです。まさにその名の通り美しい構造が魅力的です。
また、SIMフリーのスマホの中でも画質が良く、CPUの性能も高いです。それにも関わらず、本体価格が安く家計に優しいことでも知られています。
今回は、そんなZenFoneのバッテリー修理について説明していきたいと思います。
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ZenFone修理の際に重要なこと
バッテリーは劣化する!
ZenFoneだけに限らずiPhoneやpixelなどの他の機種にも言えることですが、バッテリーは使用しているうちに劣化していくものですから、バッテリーの劣化を放っておくと非常に危険です。突然起動不可になってしまったり、最悪の場合だとバッテリーが発火してしまったりする可能性もあります。
一般的な目安だと、2年程度経過するとバッテリーの寿命が来てしまうと言われています。初期モデルの発売から6年以上が経過していますが、実際にZenFoneのバッテリー修理は増えてきています。
修理の際に重要な4つのポイント
そこで、修理に出す際に重要になってくるのが以下の4つの観点を考慮することです。
- 安全かどうか
- 価格が安いかどうか
- 修理期間が長いかどうか
- データを消さないで済むかどうか
今回は様々な修理方法を比較して、以上の4つのポイントからどの修理方法が最適かを検討していきたいと思います。
ZenFoneは自分で修理できる?
自分で修理すること自体は可能!
ZenFoneを自分で修理することは結論から言えば可能です。
バッテリーを交換する際は、専用の修理キットを使って修理しなければなりません。修理キットの値段はそこまで高くないので、安く抑えることができます。
修理の際は、修理素人の方だと非常に難しい作業となるので、スマホ修理に精通した人に聞くか、もしくはZenFone修理についての説明が記載してあるサイトなどをチェックするようにしましょう。
しかし、たとえ修理に詳しい人や修理の説明を見たとしても、自分で修理するのはかなり難しい作業になります。
自分で修理するのはリスクがかなり高い
考えられるリスクは3つあります。
①壊してしまう可能性
1つ目は、ZenFoneを壊してしまう可能性が高いことです。ZenFoneの修理工程は上記でも述べたように、非常に緻密で難しい作業になります。サイトなどを見ながら修理をしたとしても、誤ってバッテリー以外の部位、例えばコードを切ってしまったり、コネクタを傷つけてしまったりする可能性が非常に高いです。また、バッテリー傷つけてしまうと発火することも多々あり、怪我を招いてしまうかもしれません。
②結果的に高いコストがかかる可能性
2つ目は、壊してしまったことにより、ZenFoneを買い換えなければならなくなるという点です。買い換えるとなると、結果的に高いコストがかかってしまいます。安く済むというメリットがあるから自分で修理するのに、結果的にコストが高くなってしまうなんて非常に悲惨です。
③メーカーでの修理が受けられなくなってしまう可能性
3つ目は、自分で修理をした形跡が確認されると、メーカーからの修理が受けられなくなる可能性がある点です。実際のところ、店舗の従業員に依存するところはありますが、メーカーの保証などに入っている人は注意してください。
自分で修理はお勧めできない!
ZenFoneを自分で修理する際のメリットは、価格が安く済むという点ですが、上記で説明したように、結果的にコストが高くなってしまう可能性があります。
さらに、修理内容が難しく、壊してしまう危険性が高いため安全性も低いです。自分で修理するので修理にかかる時間も長くなり、もしも基盤を破損してしまったら、データも消えてしまう可能性があります。
以上のことから、修理の際に重要な4つのポイントを満たしているとは言うことができません。よって、自分での修理はお勧めできません。
修理するのは正規と非正規どっちが良い?
正規修理の場合
・メリット
- 安全性が高い
- メーカーの保証に入っていれば、料金が安く済む
1つ目は、安全性が高い点です。ここでの正規とはメーカーでの修理のことを指しています。正規での修理ですので、安全性が高いのは当たり前と言えば当たり前の話ですね。
2つ目は、保証に入っていれば料金が安く済む点です。他のメーカーでも同様のことが言えますが、ZenFoneを購入した際に入った保証があれば、その保証が適応されて安く済ませることができるかもしれません。
・デメリット
- 修理期間がかなり長い
- データが確実に消えてしまう
- 保証対象外の場合、修理料金が非常に高い
1つ目は、修理期間がかなり長い点です。基本的に即日修理を行っていないので、修理期間は1週間~2週間かかります。スマホが非常に重要な生活インフラとなっている現代人にとって、スマホが1週間以上もないのは非常に不便です。
2つ目は、データが確実に消えてしまう点です。正規での修理の際は、バックアップを取らないとデータが初期化されてしまいます。
3つ目は、保証対象外の場合、修理料金が非常に高くなる点です。修理というより本体交換になる可能性が高いので、修理料金はかなり高く付きます。ZenFoneは家庭に優しい低価格のスマホとして知られていますが、約2万円以上の出費にはなるので軽い気持ちで支払えるような金額ではありませんね。
※詳しくは、ZenFoneの正規修理についての「体験談」「具体的な金額」「お役立ち情報」が記載された下記の人気記事をご覧ください。
非正規修理の場合
・メリット
- 即日修理が可能で、修理期間が非常に短い
- 価格が正規よりも安い
- データを消さずに修理できる
- 総務省登録修理業者なら、修理の安全性が期待できる
1つ目は、即日修理が可能な点です。修理時間は、在庫や混み具合によって多少前後はしますが、平均30分~40分程度で終了します。
2つ目は、価格が正規よりも安い点です。正規では、バッテリー交換ではなく本体交換の修理を勧められることが多く、値段が高くなりがちです。しかし、非正規では本体交換は行わないので、バッテリー交換代だけで済ませることができます。
3つ目はデータを消さずに修理できる点です。正規での修理はほぼ確実にデータが消えてしまいますが、非正規での修理の場合、ほとんどがデータはそのままで修理することができます。
4つ目は、安全性ついてです。後述しますが、非正規の修理業者でも「総務省登録修理業者」は非常に信頼のおける修理業者です。登録修理業者の場合、正規修理に匹敵する安全性が期待できます。
・デメリット
- 正規よりは、安全性が低い
- 正規のサービスが受けられなくなる可能性がある
1つ目は、正規と比べると安全性には欠けるという点です。正規では、正規の部品を使用していますが、非正規は正規の部品を利用することができないので、その点でどうしても安全性という面では、正規に勝ることができません。しかし、「総務省登録修理業者」では、正規の部品に匹敵する「高品質互換」の部品を利用し、正規との差を補完しています。
2つ目は、正規のサービスに加入している場合、サービスが受けられなくなってしまう可能性があるという点です。しかし、上記で説明した通り、店舗の温度差で変わってくるので一概にサービスが受けられなくなると断言はできません。
非正規業者を選ぶ際の注意点!
非正規修理というと聞こえが悪いですが、非正規修理は業者を正確に見極めることが重要です。
見分けるポイントは、その業者が「総務省登録修理業者」であるということです。ホームページなどを見れば、簡単に確認することができます。逆に、「総務省登録修理業者」以外での修理は絶対にお勧めできません。理由は、悪質な部品の使用率が高く、サービスが充実していないからです。事実、バッテリーが発火し、怪我に繋がってしまったという事例も数多くあります。
「総務省登録修理業者」は、非正規とはいえ、総務省に正式に認められた修理業者です。言い換えれば、「国から認められた修理業者」とも言えるでしょう。
厳しい審査をクリアし、多大なコストを要した暁に認められます。
非常に信頼できますね。
結局どちらが良いのか?
正規と非正規のどちらを選ぶかは、どの要素を重要視するかで異なってきます。
しかし、上記で述べた修理の際に重要な4つの観点を見直してみると、正規修理は安全性と、保証に入っている場合のみ価格の安さを満たしてます。
一方で、非正規修理は、価格が安く、修理期間も短く、さらにデータはそのままで修理することができます。また、「総務省登録修理業者」に関しては安全性も正規のレベルに匹敵すると言っても良いでしょう。
したがって、修理期間の長さや価格の安さではなく、確実性のみを重視するのであれば、正規での修理を選ぶべきですが、修理期間の長さや価格の安さ、データの保護などの観点を重視するのであれば、非正規での修理を選ぶべきでしょう。
ただ、「総務省登録修理業者」での修理は上述のように安全性が高いので、総合的に考えて、ZenFone修理は非正規の「総務省登録修理業者」での修理が最善であると言えるでしょう。
まとめ
今回は、ZenFoneのバッテリー交換についてまとめました。
上述のことを考慮すると、ZenFone修理の際に重要な4つのポイントを満たしているのは、「総務省登録修理業者」だと言うことができます。
しかし、残念なことに、ZenFoneをはじめとしたAndroidの修理をしている修理業者はかなり少ないというのが現状です。
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