こんにちは!スマホソニック新宿南口店です!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか??
当店スマホソニック新宿南口店は本日も11時から20時まで営業しております。
さて今回は、お風呂で水没させてしまって起動が出来なくなってしまったiPhone12の水没修理をさせて頂きましたので実績としてご紹介させて頂きます。
水没してしまった場合は、中に水が入ってしまっておりますのでまずは中に入ってしまっている水を取り除く作業から始まります。
中の水を取り除いてからでなければ、水が入ったままでの作業をすることになりますので復旧をするどころかさらに故障させてしまうことにつながります。
点検をするにしても、水没してしまった端末or水没の疑いがある端末に関しては必ず中の水を取り除く作業である、基板洗浄を行ってからの作業になります。
今回、中を開けてみるとかなりの水が入っている状態でしたので、私も驚きを隠せませんでした。
ここまで水が入っている水没修理は稀です。
とりあえずは軽く水を拭き取って、基板を本体から外します。
本体側を見てみると、赤いシールのようなものが確認できるかと思います。
この赤いシールは水没判定シールと呼ばれているものになっており、本来であればこの赤いシールの色は白色です。
水分が付着すると赤くなる仕組みになっているシールです。
ここまで水が入っていれば当然の如く真っ赤になります。
ひとまずは基盤を取り外して、基板洗浄を行い、起動に必要な最低限のパーツの仮付を試し、パーツ交換で直せる見込みがあるか否かを確認します。
洗浄をする際は、水を使うのではなく、揮発性の高い液体を使って超音波洗浄をかけます。
水分が揮発性の高い液体と融合することで、もともと付着していた水分も一緒に揮発してくれます。
さらに、目に見えない汚れなども超音波によって洗い流されるので、水没した基盤を限りなく元の水没する前の状態に近づけることが可能になっております。
基板を洗浄した後は起動するのに必要な最低限のパーツだけを仮付けして、起動するかどうかを確認します。
画面、バッテリー、充電差し込み口この3箇所が起動に必要な最低限のパーツになります。
この仮付で起動が確認出来たら、元々ついていたパーツを一つづつ戻していき、そのまま使えるパーツなのかどうかの確認をしていきます。
水没の場合は基本的には画面は水よってダメになってしまっていることが多いので、画面交換が必要になることを覚悟はしておいた方がいいかもしれません。
洗浄だけで治ったケースももちろんございますが、ごく稀なケースです。
今回は画面とバッテリーが水によってダメになってしまっていたので、新しいパーツに交換して復旧作業は完了となります。
水没修理で治ったからと言って安心はできないので、当店では治ったらすぐにバックアップを取っておき万が一に備えることをお勧めしています。
よく勘違いをされるのですが、水没修理は今後長く使うことを目的とした修理ではございません。
中のデータを取り出すことを最優先に考えた修理となっております。
今後もずっと使えるかどうかについては保証できない修理になってますので、注意が必要です。
・故障内容:水没して起動が出来なくなった。
・修理内容: 水没洗浄作業、画面交換、バッテリー交換
・修理時間:180分
・修理料金:¥50,500