スマホが水没した!やってはいけない行動と今すぐやるべきこと

ガラケーの時代からスマホの時代へと時代は変わりましたが、水没というのはいつの時代も起こり得る事です。

最近のスマホは、ほぼ全ての機種が防水加工のされたスマホになっているみたいですが、「防水=水没しない」という訳では無いので注意が必要です。

防水スマホという謳い文句を過信し過ぎて「水没させてしまった!」なんて話はよく耳にします。

もしスマホを水没させてしまった場合はどうすればいいのか?

また、スマホを水没させないためにはどうすればいいのか?

その対策方法と対処方法をご紹介します!

もしもの時に備えて対処方法を知っておく事で、慌てずに対処できるかと思いますので知っておいて損は無いでしょう。

スマホを水没させてしまう主な原因

水没という言葉を耳にしてパッと最初に考えられる原因はやはり水に関係性がある場所ですよね。

海や川などを思い浮かべた方が多いと思いますが、水は生きていく上で必要不可欠なものなので至る所に水は存在します。

身近な物や場所で水分というものは存在しますので海や川へ行かないから安心という訳にはいきません。

まずは水没させてしまう可能性がある事例をいくつか上げていきたいと思います。

  • 海や川でスマホを落としてしまう
  • 雨や雪、台風などでスマホが濡れてしまう
  • お風呂でうっかり落としてしまう
  • 激しい運動をして出た汗によって濡れてしまう
  • 寒暖差の激しい場所へ出入りする

海や川でスマホを落としてしまう

夏などの季節は海で泳いだり、川でバーベキューなどで楽しんだりする方が多いと思われます。

例えば、水着やラッシュガードのポケットにスマホを入れていることを忘れてそのまま海へダイブしてしまうケースや、防水機能を過信してそのまま持っていってしまうケースもあります。

そもそも防水性能はあっても水没してしまう可能性はあるので、防水機能の過信のし過ぎは危険です。

雨や雪、台風の中、スマホを使用した

土砂降りの雨や台風、荒れ狂う吹雪の中でスマホを操作して「気がついたらスマホがびちょ濡れになっていた。」という話も多いです。

雨や雪など水分の付着が避けられない空間での使用は避けるべきでしょう。

やむを得ない場合は屋根がある場所でスマホを使用する、または雨宿りをするのも一つの手だと思います。

お風呂でうっかりスマホを落としてしまう

お風呂で半身浴などをしながらスマホで動画を視聴して誤って手を滑らせてしまう事も非常にあり得る話です。

スマホを湯船に落としてしまうと、スマホ内部の精密な部分に水分が浸透してしまい、水没の可能性が高まります。

しかし、ここで気を付けておきたいのが、湯船にスマホを落とす以外にも、お風呂でのスマホ使用自体が非常に危険だということです。

お風呂は蒸気が発生しますので湯気や蒸気で気づかぬ内にスマホを水没させてしまう危険性も潜んでいるのです。

湯船に落とさなければ大丈夫!と思っている方は非常に危険です。

激しい運動をして出た汗によってスマホが濡れてしまう

ポケットにスマホを入れたままジムなどの運動施設内で、激しい運動をしていて気付いたら電源が付かなくなっていた。という可能性も十分考えられます。

特にランニングなどの有酸素運動では大量に汗をかきますので、汗の蒸気などでポケットの中のスマホが水没してしまう事が起きてしまうかもしれません。

寒暖差の激しい場所へ出入りする

実は直接水が存在しない場所でもスマホを水没させてしまう可能性は潜んでいます。

冬におうちの中で暖房をつけると窓に水が発生する現象(結露)を1度は見た事があるかと思います。

この現象は温度の極端な差で発生します。

窓以外でも条件さえ揃えば発生するので水が無い場所だからと言って油断は大敵です。

考えられるケースとしては、さっきまでとても寒い場所に居たのに暖かい場所に入る事で内部で結露を起こしてしまって内部からスマホが水没してしまうなどのケースですね。

温度差の急激な変化には気を付けたい所です。

洗濯してしまった

ポケットにスマホを入れたまま着替えて、そのまま洗濯してしまった。などというケースも十分考えられます。

洗濯してしまうと洗剤などが含まれている水分がスマホ内部に進入してしまうため、普通のお水よりも腐食の進みが早まります。

うっかり洗濯をしてしまわないように注意が必要です。

飲み物がかかってしまった

食卓の場や居酒屋などでの飲食で、誤って飲み物をこぼしてしまうことも考えられます。

飲み物は様々なシーンで登場するのでスマホにかかってしまわないように、いついかなる時も気をつけておきたい所です。

特にジュースなどの糖分が豊富に含まれている飲み物だと、うまく乾燥させることができた場合でもベタベタになった糖分が残りますのでタチが悪いです。

万が一こぼしてしまった場合は焦らずに布やタオルなどで拭き取りましょう。

スマホが水没したはずなのに使用できている場合はどうするべき?

「さっきスマホを水没させたと思ったのに使えている!!」

お風呂の水の中に確実に落としてしまったはずなのに使えている、というケースも存在します。

水没させたはずなのに使えている、そんな場合に「よかった、無事だった」と思い込んで安心して使い続けるのはまだ早いと言えます。

もちろん本当に無事な場合もありますが、万が一中に水が入っていてスマホの生命線が首の皮一枚の状態だった場合は笑えないですよね。

もしかしたら、、、と先を読んで行動しておく事で未然に防ぐ事ができる確率が上がるので万が一に備えて応急処置などはしておくのが良いかと思います。

水没したスマホを使い続けるのは危険

確かに水の中にスマホを落としてしまったのに使えている場合、水没していない可能性もあれば、実は水没している可能性もあります。

例えば、一時的にスマホが使えているけれど、中にまだ水分が残っているケースです。

どちらかわからない状況でそのままスマホを使用し続けるのは非常に危険です。

スマホをはじめとした精密機器などの電子機器は電気が通っているものなので水との相性は極めて悪いと言えます。

水は電気を通す性質になっているので電子回路の上に水が乗っかっていると本来電気を通してはいけない箇所に電気が流れてしまってスマホがショートしてしまう可能性が考えられます。

上記の観点から一度水没させてしまった端末をそのまま使い続けるのはとてもリスクが高いです。

スマホが水没した場合の対処方法

スマホがショートしてしまう可能性があるのであれば、万が一水没させてしまった場合はどう対処するべきなのでしょうか?

誰でも簡単ですぐにでも出来る応急処置、対応方法をご紹介したいと思います。

①電源を切る

先ほど電気は水を通す性質とご説明した通り、水が入っているかもしれない状況下での通電は非常に危険です。

電源が入っている事で電話の着信など通知などによって音がなったり、振動したりするので、音や振動によって水が内部に浸透してしまう可能性が浮上してきます。

本来通ってはいけない箇所に電気が通ってスマホがショートしてしまう前に電源を落としておく事によってショートしてしまう確率を格段に抑える事ができるのでは無いかと思います。

②スマホを乾燥させる

電源を切って電気が流れなくなったあとは中に入ってしまった水を少しでも乾燥させて中で腐食してしまうリスクを抑えるのがベストな対応と言えます。

基盤の中には無数に金属が入っているので水が残っている事で腐食してしまったり、錆びてしまったりする可能性が大いにあります。

乾燥させると一言に言っても、ただ放置するだけでは不十分であり、むしろ悪化させてしまう事でしょう。

スマホが水没して完全に使用できなくなった場合

スマホを水没させてしまって、完全に電源が入らなくなってしまった場合や使用が困難になってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

完全に使えなくなってしまった場合にやってはいけない事、しておいた方がいい事はどんな事か紹介していきたいと思います。

やってはいけないこと

スマホを水没させてしまった場合にやってはいけない事はどんなことなのでしょうか??

正しいと思っている事が実は間違っている・・・なんてこともありますのでこの機会に是非知っておきましょう!

・スマホを充電をしたり電源を入れたりする

あたりまえな事ですが、スマホが水没した状態で充電をしたり電源を入れたりするのは絶対にしてはいけないことです。

充電=バッテリーに電気をためる行為

ですので、通常よりも高い電圧がスマホにかかる形になります。

水が入っている状態で高い電圧がかかるとショートしてしまうリスクを大幅に上昇させてしまいます。

もちろん電源を入れてしまうのも電気が流れるわけですから電源を入れるのも避けるべきです。

画面が付かなくなって不安な気持ちになるのは分かりますが、充電をしてしまったが故にショートしてしまって直せなくなってしまった。なんてことになれば元も子もないのでグッと堪えましょう。

・スマホをドライヤーで乾かす

水分を乾かすと言えば普段髪の毛を乾かす際に使用しているドライヤーを思い浮かべた方が多いと思いますが、実はドライヤーで乾かすと返って悪化する可能性があります。

最近のスマホは防水スマホになっているのでちょっとやそっとのことでは水は入りにくい仕様になっていますが、逆を言えば一度水が入ってしまえば水を外に出すのは難しいと言えます。

気密性が高い構造になっていて水が入りにくくなっているので、一度中に入ってしまった水を取り除くor乾かすというのは非常に難関な作業になる事でしょう。

この状態でドライヤーで乾かすと中で水が熱によって蒸発し、スマホ内部で蒸気が漂います。

水滴よりも細かい蒸気がスマホの内部に広がっていくのでその分スマホが錆びやすくなってしまうのでドライヤーで乾かすのは非常に危険なのです。

・スマホを振る

スマホの中に入ってしまった水を取り除こうにも乾かすのがダメなら振って中の水を外に出せばいいのではないか?と考えた方もいるかと思いますが、実はこれもやってはいけない事の一つなのです。

スマホを振る事によって、より内部の方へ水を進入させてしまう可能性があります。

内部へ奥深く入り込んでしまうと水を取り除くのがより困難になってしまいます。

スマホに水が付着しているだけの状態で振ってしまうのも同じ事で、いくら水没をしていない状況でも水が付着している状態でスマホを振るのはできる限り避けた方がいいでしょう。

やるべき対処方法&応急処置

スマホを水没させてしまった場合は状況を悪化させないためにも今できる最善の処置をスマホに施しておきましょう!

応急処置をするかどうかでスマホの復旧率は大きく変わってくるかと思いますので非常に重要な作業だと思います。

先ほど説明したやってはいけないことを踏まえた上でどんな事をしておくのがベストなのか紹介していきます。

・スマホに付着している水を拭き取る

当然ですがスマホに付着している水は可能な限り拭き取っておくのが良いでしょう。

水がついていて良い事はまず無いので、布やタオルなどで拭き取ってあげましょう。

特に水が残りやすいスピーカー周りは入念に拭く事をお勧めします。

・端子差込口に入り込んだ水も拭き取る

スマホの機種によってあったり無かったりしますが、イヤホンジャックの差込口や充電器の差込口なんかは水が入っていた場合、最も内部に進入しやすい場所になっています。

SIMカードトレーの内部にも水が入り込んでしまうケースがあるので念のためチェックしておくのもいいでしょう。

そして一番見落としやすい場所でもあるので拭き取る際には注意して見る事が必要です。

タオルなどでは細かい隙間を拭くのは難しいので綿棒など細いもので拭いてあげるのがいいかもしれませんね。

この時水がなかなか取れないからと言ってスマホを振ってしまうのはNGです。

・乾かす、乾燥させる

いくら表面を拭き取ってもスマホ内部に水が入ってしまった場合は拭き取るだけじゃあまり意味がありません。

乾燥させるのがベストと言えますが間違った乾燥のさせ方をしてしまうと返って悪化させてしまう事に繋がってしまうので注意が必要です。

ドライヤーで乾かすのはいけないと説明しましたが、ドライヤーを使わないのであればどんな方法で乾燥させるのが良いのでしょうか?

■乾燥剤を入れたジップロックに端末を入れる

SIMトレーなど本体から取り外し可能な部分はできる限り外して通気口を少しでも確保した上で乾燥剤の中で湿気を取り除く事で少しでも中の水を取り除く事ができるのでは無いかと思います。

■スマホを米の入った袋に入れる

もし乾燥剤をすぐに入手困難な場合は「米」を使用して湿気を取り除く方法もあります。

米は水分を吸収しやすいと言われているので代用できるかもしれません。

ただし湿気を取り除くためのものでは無いのであくまで一時的な対応として使用するのをお勧めします。

応急処置後にとるべき行動

水没してしまったかもしれない場合、完全に水没してしまった場合

どちらの場合も応急処置をした後はどうすればいいのか?

応急処置で改善した方は応急処置だけで済ませてしまっても良いのか?

応急処置後にとるべき行動を紹介していきたいと思います。

応急処置だけで改善できた場合

応急処置を施すまでは、うんともすんともしなかったスマホが応急処置によって復活した場合は応急処置だけで終わってしまっても良いのでしょうか?

スマホ(精密機器)は水に非常に弱いものになっているため、一度水が入って何の反応もなくなった場合はスマホ本体に相当な負荷とダメージが加わっていると考えられます。

応急処置だけで改善できた場合は、端末が使えるうちにバックアップを作成し機種変更などをする事を強くお勧めします。

一度ダメージを負ってしまったスマホはいつ使えなくなるか分からないので復活したからと言ってそのまま使い続けるのはリスクが高いのではないかと思います。

応急処置だけで改善できなかった場合

急いで電源を落として応急処置を試した場合でもスマホが復旧できなかった場合はどうするべきなのか?

試せる事は試したので諦めるべきなのでしょうか?・・・

そんな事はありません!!まだできる事が残っているので諦めるのはそれでもダメだった時にしましょう。

応急処置でもスマホが復旧しなかった場合はプロの修理屋さんに相談&依頼をしてみましょう。

プロの方に依頼すれば分解して中の水や汚れをきれいにしてくれるのでもしかしたら治るかもしれません。

プロの修理屋さんに依頼する

スマホの修理と言ってもどこに依頼すればいいのか分からない方も多いと思います。

正規店に持っていけばいいのではないか?と思った方も多いと思いますが、水没関係や起動ができなくなってしまったスマホの「修理」は正規店では取り扱いが無く、正規店では水没したスマホ修理の依頼ができない形になります。

起動不可の場合や水没している場合の修理となる場合、正規店だと「修理」ではなく「本体交換」での対応になるのでスマホ本体に入っているデータが大事な場合は意味が無いですよね。

正規店では依頼できないとなると非正規店に依頼する以外ないかと思われます。

その場合どこに依頼するべきなのでしょうか?

お勧めできる修理屋さんをいくつか紹介したいと思います。

スマホと一括りに言っても様々な機種やブランドが存在しますがスマホは大きく分けると2種類に分類されます。

iPhone (アイフォン)とAndroid(アンドロイド)の2種類です。

自分の持っているスマホの機種がどちらの分類になるのかを調べてからそれぞれの専門のお店を依頼するのが手っ取り早いかもしれません。

Androidスマホ専門の修理店

AndroidのスマホはXperia(エクスペリア)やGalaxy(ギャラクシー)などの機種がAndroidスマホと言われるものになってますね。

皆さん一度は聞いた事があるのではないでしょうか?

Androidスマホの修理はできるところが限られていてiPhone (アイフォン)の修理屋さんに比べれば圧倒的に少ないです。

Androidスマホのパーツは人気の機種であればパーツの出回りが非常に多いのですがあまり聞かないような機種のスマホであればパーツの出回りが無かったりします。

こちらの記事でなぜパーツの出回りが少ないのか記載してありますので気になる方は併せて読んでみるのもいいかもしれません。

Androidスマホの修理になると修理時間が早いお店もあれば遅いお店も存在します。

毎日使っているスマホなので少しでも早く修理から返ってくる方がいいかとおもいます。

個人的には「スマホSONIC」へ修理を依頼をする事をオススメします。

iPhone専門の修理店

 日本人の約8割がiPhoneを使用していると言われています。

iPhone (アイフォン)は世界でも名高いブランドであり、Androidスマホに比べて機種の枝分かれが少ないモデルになっているのが特徴です。

枝分かれが少ない分パーツの出回りも非常に多く、様々な修理箇所の修理に対応しています。

パーツの在庫を常備しているお店がほとんどですので修理時間も比較的早く、基本は即日対応可能な場合が多いです。

iPhone (アイフォン) の修理店は無数に存在しますが、「iPhone修理のQuick」をお勧めします。

Quickは全国展開しているお店になるので皆さんのお住まいの地域にもあるかと思います。

お近くのお店を是非探してみて下さい。

画像をクリックでクイック新宿南口店のページへアクセスできます

まとめ

いかがだったでしょうか?

スマホが水没してしまった場合にやっておいた方がいい事、やってはいけない事を紹介しましたが参考になりましたでしょうか?

ご紹介した知識を知っておく事でスマホの復旧率は大きく変わると思うのでもし万が一水没してしまった場合は試してみるといいでしょう。

・水没してしまった場合は電源を速やかに落とす

・乾燥剤を入れたジップロックの中に入れておく

・応急処置で改善された場合は速やかにバックアップを取って機種変更する

・応急処置でも改善できなかった場合はプロの修理屋さんに依頼する

紹介した内容をまとめると、水没してしまった場合は速やかに電源を落とし、乾燥剤の中へ保存しプロの修理屋さんにお願いするのが最も復旧率が高く、中のデータを取り出す事ができる手段になっているという事ですね。

もし水没してしまった場合は焦らず紹介した知識を参考に応急処置を取ってみて下さい。