iPhone13のバッテリー交換マニュアル2025|交換時期や料金相場をプロ視点で徹底解説

iphone13 バッテリー 交換

iPhone13を使用している方のなかには、バッテリーの交換が必要か迷っている方も多いのではないでしょうか。

iPhoneに使用されているバッテリーは消耗品であるため、使えば使うほど劣化が進行します。実際、デバイスに不調が発生していても、バッテリーの劣化が原因なのかわからない方も少なくないはずです。

そこで本記事では、iPhone13のバッテリー交換の必要性や適切なタイミングについて詳しく解説します。また、iPhone13のバッテリー交換を依頼できる業者や修理費用の相場、所要時間などもあわせて紹介します。

iPhone13の不調をできるだけ迅速かつ安価で解決したい方は、ぜひ参考にしてください。

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iPhone13はバッテリー交換したほうが良い?

ここでは、iPhone13のバッテリー交換の必要性について詳しく解説します。

バッテリー交換をおすすめする場合と買い替えをおすすめする場合の2パターンに分けて、最適な選択肢を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

バッテリー交換をおすすめするケース

iPhone13の本体に異常が見当たらず、バッテリーのみが劣化・消耗している場合は交換修理がおすすめです。

iPhone13を最新機種に買い替えるよりも、バッテリー交換にかかる費用のほうが安価なので、出費を抑えたい場合は修理を検討するとよいでしょう。

なお、デバイスの使い方や充電回数にもよりますが、iPhoneのバッテリー寿命は平均2〜3年程度と言われています。

iPhone13は2021年9月に発売されたので、発売当初に購入し、使い続けている場合はバッテリー劣化が進んでいる可能性が高いといえるでしょう。

買い替えをおすすめする場合

以下のような場合は、バッテリーの交換修理以外に買い替えも視野に入れるのがおすすめです。

  • バッテリー以外に異常が確認できる場合
  • 症状が深刻な場合
  • 機能面やデザイン面で不満がある場合

なお、iPhone本体の寿命は平均4〜5年程度と言われています。

前述した通り、iPhone13は2021年9月に発売された機種であり、発売当初に購入しても2025年2月時点で4年経過していません。

そのため、バッテリー交換で改善が見込める不具合であれば、修理対応で様子をみるとよいでしょう。

バッテリーの劣化を放置するとどうなる?

バッテリーの劣化を放置すると、内部に蓄積される電気量が徐々に少なくなります。

その結果、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。

  • バッテリーの残表示があるのに電源が落ちる
  • スリープ状態を保てなくなる
  • 日付や時刻がリセットされる など

被害を最小限に抑えるためにも、バッテリーの劣化症状を確認したら、早めに対応することが重要です。

iPhone13のバッテリー交換が必要なタイミング

iPhone13のバッテリー交換が必要なタイミングは、以下の通りです。

  • バッテリーの最大容量が80%未満になった
  • 充電の頻度が増えた
  • バッテリーが膨張している
  • アプリが突然終了する
  • 本体の電源が勝手に落ちる

ここからは、各タイミングを深掘りして解説します。使用中のiPhone13の状態を正確に把握するためにも、バッテリー交換が必要なタイミングや症状を確認しておきましょう。

バッテリーの最大容量が80%未満になった

iPhone13のバッテリー最大容量が80%未満になった場合は、バッテリー交換が必要なタイミングといえます。

バッテリー最大容量とは、新品・フル充電の状態を100%とした場合、現在のバッテリーが何%まで充電できるか示した数値です。使用しているデバイスのバッテリー最大容量は、以下の手順で確認できます。

  1. iPhoneの「設定」を開く
  2. 「バッテリー」を選択する
  3. 「バッテリーの状態と充電」を選択する
  4. 「最大容量」を確認する

バッテリー最大容量が80%未満になると、目に見えて充電の減りが早くなるため、交換修理を検討しましょう。

充電の頻度が増えた

iPhone13を使用していて「充電する頻度が増えた」と感じる場合は、バッテリーの交換をおすすめします。

iPhoneのバッテリーが劣化すると充電可能な容量が低下するため、再充電が必要になるまでの時間が短くなっていきます。

その結果「1日に何度もiPhoneを充電しなければならない」といった使い勝手の悪い状態になる可能性もあるでしょう。

なお、充電が減る速度に関しては、OSや暑さ・寒さなどの影響によっても多少変化するため、必ずしもバッテリーの劣化が原因というわけではありません。

ただし、明らかに充電頻度が増えた場合は、バッテリーに問題がある可能性が高いので、修理業者に相談してみるとよいでしょう。

バッテリーが膨張している

iPhone13のバッテリーが膨張している場合は、早めに交換修理または、デバイスの買い替えを行いましょう。

バッテリーに使用されるリチウムイオン電池が劣化すると、ガスが発生し、徐々に膨らみます。その状態でiPhoneを使い続けると、ディスプレイが浮き上がったり、バッテリーに穴が空いて発火したりします。

深刻な二次故障を防ぐためにも、バッテリーの膨張を確認したら早急に対処しましょう。

アプリが突然終了する

iPhone13を使用していてアプリが突然終了する場合は、バッテリー交換が必要な可能性があります。

バッテリーが劣化すると、CPUやメモリが正常に作動しなくなり、iPhoneの動作が重くなったり、アプリが突然終了したりする場合があります。

特に、本体の再起動やiOSのアップデートを行っても継続的に動作不良が発生する場合は、バッテリー交換を検討するのがおすすめです。

ただし、この場合は必ずしもバッテリーの劣化が不調の原因というわけではないため、最大容量や充電頻度など、その他の要素も確認しながら修理の必要性を判断しましょう。

本体の電源が勝手に落ちる

iPhone本体の電源が勝手に落ちる場合は、すぐに何らかの対処が必要です。

電池残量はあるのに突然電源がOFFになったり、勝手に再起動したりする場合は、何らかの原因でiPhoneへの電力供給ができない状態になっています。

この場合、バッテリーの劣化や不調が影響している原因になっているケースも多いため、交換修理を検討しましょう。

ただし、iPhoneが突然シャットアウトされる場合は、基板側にトラブルが発生しているケースも多く、バッテリー交換だけでは症状が改善しない可能性もあります。

いずれにせよ、早急に対処が必要な深刻な症状といえるため、早めに修理業者に相談したほうがよいでしょう。

iPhone13のバッテリー交換はどこでできる?

iPhone13のバッテリー交換を依頼できる店舗は、大きく以下の2種類に分かれます。

  • 正規修理店
  • iPhone修理業者

ここからは、正規修理店とiPhone修理業者の違いやそれぞれの特徴を解説します。

正規修理店

正規修理店とは、Appleが認可している修理業者のことです。iPhone13のバッテリー交換修理に対応可能な正規修理店は、以下の3種類に分かれます。

  • Apple Store
  • Apple正規サービスプロバイダ
  • キャリアショップ

ここからは、各店舗の概要と修理を依頼する際の手順を詳しく解説します。

Apple Store

Apple Storeとは、Appleによって運営されている直営の販売店のことです。日本国内では、以下の10店舗のAppleStoreが営業しています。

AppleStoreがある都道府県 店舗名
京都府 京都店
大阪府 心斎橋店
愛知県 名古屋栄店
東京都 銀座店、丸の内店、新宿店、渋谷店、表参道店
神奈川県 川崎店
福岡県 福岡店

なお、Apple Storeでは持ち込みと配送の2つの方法で、iPhone13のバッテリー交換修理を依頼できます。各修理方法においてバッテリー交換を依頼する際の手順は、以下の通りです。

持ち込み修理 1.データのバックアップを取る

2.「iPhoneを探す」をオフにする

3.来店予約を取る

4.予約した日時に店舗へ向かう

5.症状を伝えて診断を受ける

6.見積もりを確認して修理を依頼する

配送修理 1.専用フォームから修理に出す端末を選択する

2.配送先を指定する

3.集荷希望日時を選択する

4.修理希望のiPhoneを配達員に渡す

Apple Storeを利用するメリットは、安心感が強い修理対応を受けられる点です。

一方、デメリットは店舗数の少なさです。地域によっては持ち込み修理が難しい点に加え、配送修理の場合、デバイスが手元に戻るまでに時間がかかりやすいこともネックといえるでしょう。

Apple正規サービスプロバイダ

Apple正規サービスプロバイダとは、Apple以外の企業が公式に認可を受けて修理サービスを提供している店舗です。具体的には、以下の店舗にiPhoneを持ち込むことで、各種修理対応を受けられます。

  • カメラのキタムラ
  • ビックカメラ
  • クイックガレージ

なお、カメラのキタムラにiPhone13のバッテリー交換を依頼する際の流れ・手順は、以下の通りです。

  1. データのバックアップを行う
  2. 「iPhoneを探す」をオフにする
  3. 来店予約を取る
  4. 予約した日時に店舗へ向かう
  5. 担当者に症状を伝え、診断を受ける
  6. 見積もりを確認し、修理を依頼する

Apple Storeと比較して全国的に店舗数が多いため、手軽に利用しやすい正規修理店といえるでしょう。

キャリアショップ

キャリアショップとは、以下のような大手通信キャリアの販売店のことです。

  • docomo
  • Softbank
  • au

キャリアショップのなかには、iPhoneの店頭修理に対応している店舗があります。以下のような店舗であれば、iPhone13のバッテリー交換にも即日対応してもらえる可能性が高いでしょう。

通信キャリアの種類 iPhoneの店頭修理に対応可能な店舗
docomo ・iPhone/iPadリペアコーナー東京丸の内

・iPhone/iPadリペアコーナー名古屋栄

Softbank ・ソフトバンク仙台クリスロード

・ソフトバンク銀座

・ソフトバンク表参道

・ソフトバンク名古屋

・ソフトバンクグランフロント大阪

au ・au Style SHINJUKU

・au Style SENDAI

・au Style みなとみらい

・au Style NAGOYA

・au Style OSAKA

・au Style FUKUOKA

・au Style 渋谷スクランブルスクエア

また、上記以外にも、預かり修理やAppleリペアセンターへの取次対応が可能な店舗はあります。どうしても即日対応が必要な場合でなければ、お近くのキャリアショップに依頼するのもよいでしょう。

iPhone修理業者

iPhone修理業者とは、正規修理店に対して非正規修理店と呼ばれる民間のiPhone修理店です。

サービスや対応範囲の詳細は業者によって異なりますが、基本的に持ち込み修理と配送修理の両方に対応している店舗が多い傾向にあります。

また、正規修理店と比較して修理代金が安く、柔軟かつ迅速な対応が期待できるため、コスパ重視の方にはおすすめのサービスといえるでしょう。

ただし、正規修理店のように対応の質が担保されていないため、できるだけ優良なサービスを受けられる店舗を見極める必要があります。

なお、信頼感の強いiPhone修理業者の判断基準として、総務省の認可を受けた「登録修理業者」であるか確認することが重要です。

上質な修理対応を受けるためにも、以下のリストに掲載されている修理業者を利用しましょう。

iPhone13のバッテリー交換料金の相場

ここからは、iPhone13のバッテリー交換料金について解説します。

正規修理店とiPhone修理業者の2パターンに分けてバッテリー交換修理の費用相場を紹介するので、依頼する店舗を決める際の参考としてご活用ください。

正規修理店の料金相場

正規修理店に修理を依頼する場合、iPhone13シリーズ(無印、mini、Pro、Pro Max)のバッテリー交換料金は一律14,500円です。

Apple Storeはもちろん、Apple正規サービスプロバイダやキャリアショップに依頼する際も同額の修理費用が発生します。

ただし、Apple製品専用の保証サービスである「AppleCare+」に加入しており、以下の条件を満たす場合は無料でバッテリー交換が可能です。

  • バッテリー最大容量が80%未満
  • 分解・改造(非正規店修理含む)されていない
  • 本体に外傷がない
  • 水没していない

また、キャリアが提供するデバイス保証サポートなどに加入している場合も、修理料金の負担金を抑えられる可能性があるため、サービス提供元に確認してみるとよいでしょう。

iPhone修理業者の料金相場

iPhone修理業者にiPhone13のバッテリー交換を依頼する際にかかる修理費用は、店舗によってピンキリです。

具体例として、総務省登録修理業者「スマホソニック」の場合は、一律12,980円でiPhone13シリーズ(無印、mini、Pro、Pro Max)のバッテリー交換修理を承っています。

なお、バッテリー交換費用や修理料金が他社より1円でも高い場合は、ご相談も可能です。24時間365日インターネットから無料相談・見積もり依頼を受付中ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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iPhone13のバッテリー交換に必要な準備

iPhone13のバッテリー交換を依頼する際は、以下のような準備が必要です。

  • データのバックアップ
  • 持ち込み修理の場合
  • 配送修理の場合

ここからは、各準備の必要性や具体的な手順を詳しく解説します。

データのバックアップ

iPhone13のバッテリーを交換する際は、データのバックアップをしておきましょう。

バッテリー交換修理では、基本的にデバイスの初期化は行いませんが、何らかのトラブルでデータが消えてしまう可能性はあります。

そのため、正規修理店を利用する場合はもちろん、iPhone修理業者に依頼する場合も一応、バックアップを取っておくと安心です。

ここからは、iPhone13でバックアップを取る方法についてパターン別に解説します。

iCloudに保存する方法

iCloudを活用したバックアップ方法の手順は、以下の通りです。

【手動でバックアップする場合】

  1. デバイスをWi-Fiネットワークに接続する
  2. 「設定」>「[ユーザ名]」の順に選択し、「iCloud」をタップする
  3. 「iCloudバックアップ」をタップする
  4. 「今すぐバックアップを作成」をタップする
  5. 「今すぐバックアップを作成」の下に、作成日時が表示されたらバックアップ完了

【自動でバックアップする場合】

  1. 「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」の順に選択する
  2. 「この[デバイス]をバックアップ」がオンになっていることを確認する
  3. デバイスを電源に接続する
  4. デバイスの画面がロックされていることを確認する

なお「iCloudストレージの容量が足りない」という警告文が表示された場合は、画面の案内に従って iCloudストレージプランをアップグレード(有料)してください。

Macを用いる方法

Macを用いたバックアップの手順は、以下の通りです。

  1. macOS Catalina以降を搭載したMacでFinderウインドウを開く
  2. USBケーブルでデバイスをコンピュータに接続する
  3. デバイスのパスコードの入力画面や「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、画面上の案内に沿って操作する
  4. デバイスを選択する
  5. デバイスやApple Watch上のヘルスケアとアクティビティのデータを保存する場合は「ローカルのバックアップを暗号化」のチェックボックスを選択し、パスワードを作成する
  6. 「今すぐバックアップを作成」をクリックする

バックアップ処理が完了後、データの作成日時に問題がなければ完了です。

なお、バックアップの手順のなかで作成したパスワードは、データを復元する際、必要になるため安全な場所に保管しておきましょう。

持ち込み修理の場合

iPhone13のバッテリー交換を持ち込み修理で依頼する場合は、以下のような準備が必要です。

  • 来店予約
  • AppleIDのパスワード確認
  • 本人確認書類 など

持ち込み修理の際は、来店予約をしておくことをおすすめします。

予約なしでも修理を依頼できますが、混雑状況やバッテリーの在庫の有無によって即日対応が難しい場合もあります。迅速な対応を望むなら、来店予約を取ったうえで店舗に向かいましょう。

なお、AppleIDのパスワードは「iPhoneを探す」機能をオフにする際に必要です。修理業者によっては不要な場合もありますが、一応確認したうえでメモしておくとやりとりがスムーズになります。

配送修理の場合

iPhone13のバッテリー交換を配送修理で依頼する場合は、以下のような準備が必要です。

  • デバイスの初期化
  • SIMカードの抜き取り
  • eSIMの停止対応
  • カバーやケースの取り外し など

上記は必ずしも必要なわけではありませんが、修理業者によっては対応を求められる場合があります。配送準備としてどのような対応が必要か、修理業者に確認したうえで、適切な対応を進めましょう。

iPhone13のバッテリー交換にかかる時間

ここからは、iPhone13のバッテリー交換にかかる時間について解説します。

正規修理店とiPhone修理業者の2パターンに分けて、バッテリー交換修理の所要時間を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

正規修理店の所要時間

正規修理店(AppleStore)にiPhone13のバッテリー交換を依頼する場合、持ち込み修理であれば作業完了までに1時間半〜2時間程度の時間がかかります。

なお、部品の在庫切れなどで当日対応が出来ない可能性もあるため、持ち込み修理を依頼する場合は必ず事前に予約したうえで店舗に向かいましょう。

一方、AppleStoreにバッテリー交換の配送修理を依頼する場合は、iPhoneが手元に戻ってくるまでに7〜10日間程度の時間がかかります。

配送修理の場合、バッテリー交換が終わるまでに時間がかかりやすいため、AppleStoreが近くにあるなら持ち込み修理を依頼するのがおすすめです。

また、新型iPhoneが発売される9月中旬から年末にかけてApple公式サービスは混み合う傾向があるため、急ぎでない場合は時期をずらして利用するとスムーズな対応が期待できるでしょう。

iPhone修理業者の所要時間

iPhone修理業者にバッテリー交換を依頼した場合の修理にかかる時間は、業者によって大きく異なります。

なお、スマホソニックの場合は、最短60分でiPhone13シリーズのバッテリー交換修理に即日対応可能です。

また、iPhone13以外の機種はもちろん、Androidスマホのバッテリー交換・画面割れといった各種修理にも最短10分から対応できます。

iPhoneのバッテリー交換修理を可能な限り短時間で済ませたい方は、お気軽にスマホソニックまでご相談ください。

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iPhone13のバッテリー交換は自分でできる?

iPhone13のバッテリー交換は、自分でもできます。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. iPhone下部のネジ(P2ペンタローブネジ)を2本外す
  2. ドライヤーやヒートガンでデバイスの下部端を90秒程度温める
  3. 専用器具を使い、ディスプレイを少しだけ持ち上げる
  4. ドライヤーでiPhoneの右端(電源ボタンがあるほう)を90秒程度温める
  5. 右側の接着剤を切り離す
  6. 左側も同じ手順で温め、接着剤を切り離す
  7. iPhoneのディスプレイを右側から開く
  8. 3本のネジを緩め、バッテリーとディスプレイコネクタカバーを取り外す
  9. バッテリーの接続を外す
  10. ディスプレイケーブルの接続を外す
  11. 3本のネジを緩め、フロントセンサーのコネクターカバーを外す
  12. フロントセンサーの接続を外す
  13. スクリーンを取り外す
  14. 4本のネジを緩め、ラウドスピーカーを取り外す
  15. バッテリーの下側端と上部端に2箇所ずつ、合計4箇所ある接着剤のプルタブを探す
  16. 接着剤のプルタブを4箇所剥がし、iPhone下側に向けてゆっくりと引き抜く
  17. バッテリーを取り外す

なお、上記のようにiPhone13のバッテリー交換を自分で行うためには、専門的な知識と専用器具が必要です。他にもさまざまなリスクがあるため、原則としてバッテリー交換を自分でするのは、おすすめしません。

iPhone13のバッテリーを自分で交換するリスク

iPhone13のバッテリーを自分で交換する場合は、以下のようなリスクが伴います。

  • 保証を受けられなくなる
  • 状態が悪化する可能性がある

ここからは、自己修理の危険性について詳しく解説します。

保証を受けられなくなる

iPhone13のバッテリーを自分で交換すると、メーカーの保証を受けられなくなります。

一度でも自分で修理を行ってしまうと、AppleCare+に加入していても無償対応の対象外となります。

バッテリー交換中に生じた故障はもちろん、しばらく時間が経過した後でデバイスに不具合が生じた際も補償が適用されないため、修理費用を全額負担しなければなりません。

そのため、AppleCare+やキャリアのデバイス保証サービスに加入している場合は、自分で対応しようとせず、正規修理店に任せる方法が無難でしょう。

状態が悪化する可能性がある

iPhone13のバッテリーを自分で交換することで、状態が悪化するリスクもあります。

たとえば、交換中にバッテリーを固定しているバッテリーシールを切ってしまったり、ネジ穴を潰してしまったりして、元通りに復旧できなくなるケースは少なくありません。

また、iPhoneの基盤を傷つけてしまい電源がつかなくなったり、バッテリーを傷つけてしまい発火したりなど、深刻な事態を引き起こす可能性も考えられます。

自分でバッテリー交換を使用した結果、故障箇所が増えたり状態が悪化したりすると、補償が受けられないのはもちろん復旧するための修理費用も高額化してしまいます。

そのため、比較的安価で依頼できるバッテリー交換の時点で業者に依頼するのが賢明です。

iPhone13のバッテリー劣化を抑える5つの方法

iPhone13のバッテリーを新品に交換した後は、以下のような劣化対策を実施しましょう。

  • 100%まで充電しない
  • 充電しながらの使用は避ける
  • バッテリー消費を抑える設定に変更する
  • 発熱を抑えながら使用する
  • iOSを最新バージョンにアップデートする

ここからは、バッテリーの劣化を抑えるための具体的な方法を解説します。バッテリーの交換サイクルを長くするためにも、紹介する5つの方法を試してみてください。

1.100%まで充電しない

バッテリーの劣化を抑えるためには、iPhoneを100%まで充電しない意識が重要です。

iPhoneを充電する際、毎回100%までフル充電してしまうと、バッテリーが劣化しやすくなります。

特に、バッテリーが満タンの状態で電源コードを接続し続ける過充電状態は、バッテリーに大きな負荷がかかるため注意が必要です。

新しいバッテリーの消耗を避けるためにも、iPhoneを充電する際は60〜70%程度で留めるようにしましょう。

2.充電しながらの使用は避ける

iPhone13のバッテリー劣化を抑える対策として、充電しながら使用しないようにしましょう。

充電器やポータブルチャージャーを接続したままiPhoneを使用すると、バッテリーに負荷がかかり、劣化が進行しやすくなります。

日常的に充電状態での使用を続けていると、バッテリーの膨張を引き起こす可能性が高まるため、意識的に改善することが重要です。

充電器を外した状態でiPhoneを使用するのはもちろん、デバイスを使用していないタイミングでこまめに充電することで、バッテリー寿命の長期化につながるでしょう。

3.バッテリー消費を抑える設定に変更する

バッテリー消費を抑える設定に変更する方法も、効果的な対策の一つです。以下のような設定に変更することで、バッテリーが長持ちしやすくなるでしょう。

  • 「最適化されたバッテリー充電」をオンにする
  • バッテリーの残量をパーセンテージで表示する
  • 画面の明るさを暗めに設定する
  • 省電力モードや機内モードを活用する
  • 必要のない通知は切る
  • アプリのバックグラウンド更新をオフにする
  • 使わない位置情報サービスをオフにする など

上記のような設定変更によって不要な通信や消費電力を抑えることで、バッテリーの減りづらくなります。その結果、充電回数が少なくなるため、バッテリーの劣化を抑制できるでしょう。

4.発熱を抑えながら使用する

iPhone13のバッテリー劣化を抑えるためには、高温対策も必要です。

バッテリーは熱に弱い性質があり、周囲温度35℃以上の高温下において劣化が進行しやすくなります。そのため、直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所での使用・放置は、避けたほうがよいでしょう。

なお、iPhone使用時の適正周囲温度は0〜35℃であり、最適は16〜22℃の範囲と言われています。可能な限り、最適な温度環境を維持しながらiPhoneを使用することで、バッテリーの劣化を最小限に抑えられるでしょう。

5.iOSを最新バージョンにアップデートする

iOSを最新バージョンにアップデートするのも、バッテリーの劣化防止につながる対策です。

アップデートによって提供される最新のOSには、バッテリー制御関連の機能が含まれている可能性があります。iOSの更新によってバッテリーの性能が最適化される場合もあるため、こまめにアップデートしておきましょう。

なお、iPhone13シリーズの最新OSは2025年2月時点で「iOS18.3」です。現状、iOSが最新バージョンでない場合は、早めのアップデートをおすすめします。

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中村 友昭

中村 友昭

株式会社ブループリント
CEO

1989年生まれ36歳。新卒で大手物流会社で4年勤務。その後携帯販売会社へ転職。携帯販売会社のサブ商材でスマホ修理の店舗立ち上げから複数店舗のマネジメント経験。
2014年ブループリント設立。
スマホ修理・アクセサリー販売・スマホ買取で直営8店舗
スマホ買取「クイック」という屋号で全国120店舗展開。

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